ウェルネスプランかこがわ(第2次健康増進計画・第2次食育推進計画)
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65 1 健康づくりの考え方 健康づくりにおいて重要なことは、一人ひとりが「自分の健康は自分で守る」という意識を持ち、主体的に健康づくりへの取り組みを継続していくことです。 しかし、健康は周りの環境に大きく影響されるため、健康づくりを単に個人の問題とするのではなく、社会全体の問題として捉え、一人ひとりの取り組みを、家庭、地域、学校、関係団体、行政などが連携し、地域や社会の絆を強化させることにより、社会全体が相互に支えあいながら支援していく必要があります。このような健康づくりの考え方を、「ヘルスプロモーション」と呼んでいます。 ヘルスプロモーションとは、WHO(世界保健機構)が昭和61年(1986年)にカナダで開催した国際会議で発表した21世紀の健康戦略で、「人々が自らの健康をコントロールし、改善できるようにするプロセス」と定義されており、一人ひとりが自分の力で健康になるように取り組むための仕組みづくりに重点を置いています。 この考え方に基づき、地域活動の一環として、地域で暮らす一人ひとりが共に支えあいながら健康増進を図っていこうという国民的運動が全国的に推進されています。 ヘルスプロモーションによる健康づくりでは、「みんなの知恵と力を合わせること」、そして「健康を支援する社会環境の整備」が重要になります。 そこで、個人が主体的に取り組む健康づくりを社会全体で支援していくため、家庭、地域、学校、関係団体、行政などが相互に連携し、一体となった取り組みを進めます。

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